50万円の壁にぶつかった私の実録

AGA治療を考えたとき、真っ先に思い浮かぶのは「クリニック」ですよね。私もそうでした。意を決してカウンセリングに行きましたが、結果として私は契約せずに帰ってきました。

理由はシンプル。提示された金額が「50万円」だったからです。

「髪は生やしたい、でも50万は出せない…」 その帰り道、駅のホームで途方に暮れたのを今でも覚えています。今回は、私が一度だけ行ったクリニックでどんな説明を受け、なぜ諦め、その後どうしたのか、その全貌を正直にお話しします。

カウンセリングで聞かれた「現実」

まずは頭の状態のチェック。医師から「どこの薄毛が気になりますか?」と聞かれました。生え際か、頭頂部か。自分の悩みを客観的に指摘されるのは、少し心に来る瞬間でした。

提示された「完璧な治療法」

説明は非常に丁寧でした。フィナステリドで守り、ミノキシジルで攻める。飲み薬だけでなく、塗り薬をどう併用するか。理論的で、「これなら生えるだろうな」という希望が見えたのは確かです。

意外と厳しかった「生活のルール」

薬を飲むタイミングだけでなく、食生活や睡眠などの生活習慣についても指導がありました。「本気で治すならここまでやらなきゃいけないのか」と、少し背筋が伸びる思いでした。

最後に突きつけられた「50万円」の壁

説明が完璧だったからこそ、最後の見積もりは衝撃的でした。「一括で50万円、ローンなら月々…」と言われましたが、当時の私にそんな余裕はありません。

結局、私は**「効果がありそうなのは分かった。でも、この金額を払い続けるのは生活を壊すことになる」**と判断し、クリニックを後にしました。

「正直、ものすごく迷いました。無理をしてローンを組めば、出せない金額ではなかったからです。

50万円と一人娘を天秤に掛けた

ちょうどその頃、一人娘が通う小学校は学級崩壊の状態にありました。娘は「このままみんなと同じ中学には行きたくない」と、私立中学への受験を決意して必死に頑張っていました。

親として、娘のその切実な願いを何としてでも叶えてやりたい。 環境を変えて、笑顔で通学させてやりたい。

そう思ったとき、自分の髪のために50万円のローンを組む選択肢は、私の中から消えました。

AGAの悩みは、妻にも誰にも相談できませんでした。自分一人で抱え、自分一人で決めたことです。情けないような、申し訳ないような、何とも言えない帰り道でしたが、「髪の毛のことは、自分で調べて、自分で何とかしてやる」と、自分自身と約束したんです。

あれから数年が経ち、娘は無事に志望校へ進み、高校を卒業して今は専門学校へ通っています。

私の髪も、50万円をかけた「フサフサ」ではないかもしれません。ですが、自分で調べて、試行錯誤してたどり着いた「リーズナブルなセルフケア」のおかげで、あの頃よりずっと前向きに鏡を見ることができています。

もし今、あなたも「家族のこと」や「お金のこと」で、自分自身のケアを諦めそうになっているなら。高額なローンを組まなくても、自分なりに納得できる道は必ずあります。

私が6年かけて見つけた「現実的な選択肢」が、同じ悩みを持つお父さんの力になれば幸いです。

「(上)50万円に絶望したあの日(下)月3,000円のケアを続けた現在」

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